私の夏を全部置いて
振り返らずに私は行きます
いつもより少し強く
スキップを踏んで
ここがどこだかわからない
新しい旅に出たいのだけれど
静かな夜にひとり
夜更かしはダメ悲しい気持ちに囚われて
涙と不信でできた沼に溺れてしまうから
悦びにもがき苦しんで
沈んで行きたい
この胸に 泥水を目一杯飲み込んで
私はここでしか咲けない
歪な愛の花
古い物語から飛び出して
新しいお話の時間です
今夜はどんな王子様が
素敵なダンスを教えてくれる?
細胞の一つ一つが生まれては死んで
あなたの感触を知る私は
最早存在しない
そうしてあなたの存在が
少しずつファンタジーになってゆくの