2017.11/30

そっとそっと
少しずつ
決して慌てないで
時間をかけて
できていくあいだくらい
楽しいものってない

2017.11/29

自分だけ
ひとりぼっちに思える夜も
遠い遠い空で
月がそっと見守って

2017.11/28

鏡に向かって
毎日毎朝
自分に言い聞かせる
人生バラ色と

2017.11.27

何気なくて
そして
悠久のとき

2017.11/26

測れない距離なんか
ぜんぶ無視して
もう少しこっち来て

ねぇ あの道の先を
あなたと見たいの
今ここから

2017.11/25

それじゃ 来週またここで
なんでもない約束の数だけ
仲良くなれるような気がするから

2017.11/24

できるだけ

おとなであることを忘れる

そういう時のほうが

無防備なのに強いから

2017.11/23

あの頃のわたしに伝えて
あなたの知らないあなたが
あなたの中に眠っているのだと

2017.11/22

望みはいろいろ
願いはひとつ

2017.11/21

なにひとつ変わらないはずの
ずっと同じ黄昏

2017.11/20

逡巡と後悔のなかに
沈んでいきそうな
そのとき
滑り込んできた日常が
私の安い感傷を蹴飛ばす

2017.11/19

冴えないところが
いいところ

2017.11/18

あの頃の毎日が
特別な日々に思えるほど
想像もしなかった未来を
僕らは今  日常として生きてる

2017.11/17

このまま瞳を閉じて
君を閉じ込める
私の美しい秘密のなかに

2017.11/16

新鮮な毎日を暮らし続けて
いつか見る風景とは
どんなものだろうか

2017.11/15

元気でいたい
時々しか会えない君の
会った瞬間の弾ける笑顔が
また見たいから

2017.11/14

遠い星に囁きかける
私はここにいるよと

2017.11/13

ほどけたら
またいつか結べばいいのよ
すべてが思い出になったあとで

2017.11/12

悲しかったことも

いつか

かわいい想い出になると

今は知っているの

2017.11/11

燃え尽きるまで
まっすぐに
情熱を伝えて

2017.11/10

気まぐれでも
どこか行こうって言ってくれて
ありがとう

私たち いつまでも
どこへも行けないふたり

2017.11/9

見えないものを探して
空を見上げる

願いを胸につぶやきながら
流れ星を待つようにして

2017.11/8

いつか
誰かがなにかを待っていた窓辺
そうちょうど
今日の私のように

2017.11/7

私のこんな
ウキウキした気持ち
あっという間に消えてなくなる
早く つかまえにきて

2017.11/6

お祭りは
はじまる前から楽しい
終わることなんて
考えたくもないの

2017.11/5

もうすぐ会える

駆け出したって
電車はしばらく来ないのに

2017.11/4

新鮮な
けれど変わらぬ気持ちで
ずっとずっと

2017.11/3

ステキにピッタリな
新しい相棒はどこかしら

これからの季節の
これからのわたしに

#野佐怜奈

2017.11/2

わたしの心が
その自由を行使して

戻るのではなく
またもう一度行くのだと

#野佐怜奈

2017.11/1

君のTシャツの洗剤の匂いが
君の後ろ姿が
君の素っ頓狂な笑い声が
黄昏に霞んで
少しずつ少しずつ遠ざかる
あの日言えなかった
さようならと一緒に

2017.10/31

新しい物語の書き出しは
お話の続きをポッケに入れて
あなたがやって来るところ

あの通りを渡って