2016年10月31日月曜日

2016.10/31

ちょっと素敵な毎日で
悲しい人生をやり過ごす

優雅に笑っているうちに
それが本当になる不思議




2016年10月30日日曜日

2016.10/30

見ているだけなんて

さぁその扉を開けて
ようこそ
煌めくお伽の世界へ



2016年10月29日土曜日

2016.10/29

見えないかもって思っても
一生懸命見てみるよ
目を凝らしたり
背伸びしたり
いろんなことを試してみるよ




2016年10月27日木曜日

2016.10/27

いつもの仲良しと
少しだけおしゃれして
お庭でゆっくりお茶でもいかが
不思議の扉が開くかもしれなくてよ



2016年10月26日水曜日

2016.10/26

あなたの孤独と哀しみが
私の退屈に明かりを灯してくれたこともあった
いいところばかりが素敵とは限らないから
あなたはただ生きているだけでいいの



2016年10月25日火曜日

2016.10/25

時は通り過ぎてゆくのに
ふと気づくと
いつの間に折り重なって
そこにくっきりと
はっきりと刻まれているの
不思議




2016年10月24日月曜日

2016.10/24

四角四面の優等生に見えるでしょ
びっくりするような冒険心を
体の隅々にまで隠しているの
少し温めてくれたら
とっても微かに香るんだけれど




2016年10月23日日曜日

2016.10/23

欠けたものを何で埋めよう
似てるもの
新しいもの
同じもの

それともいっそこのままで





2016年10月22日土曜日

2016.10/22

月よりも星よりも
確かに灯る明かりの下で

にせもの同士の退屈しのぎでいいから
今宵一緒にまぼろしを見ましょう



2016年10月21日金曜日

2016.10/21

流した涙も
波の間に間に消えてくような
穏やかな海を眺める

これから起こる
悲しい出来事も
こうして忘れるだろうと
考えながら



2016年10月20日木曜日

2016.10/20

ひねもすのたりを
これから
どれだけ重ねてゆけるかしら
私たち



2016年10月19日水曜日

2016.10/19

ちいさなしあわせや
ささやかなよろこびをこそ
ひとつひとつ丁寧に並べて
隙間なくできるだけ
ぎゅうぎゅうにたくさん



2016年10月18日火曜日

2016.10/18

悲しい事があったら
あたたかいものに包まれるようにしなさい
おいしい食べもの
香りの良い湯気
一緒に泣いたり笑ったりできる誰か




2016年10月16日日曜日

2016年10月14日金曜日

2016.10/14

空と海を隔てる
一本の線
確かに見えるのに
どこにもない




2016年10月13日木曜日

2016.10/13

役割を終えても
ただそのまま
とりあえずそっと
置いておく
意味なんて
あるにせよないにせよ
何かが変わるその時まで




2016年10月12日水曜日

2016.10/12

誰にでもじゃない
君にだけ微笑んでる
小さな扉がどこかにあるんだよ
新しくて懐かしい君に会える
君だけの扉だよ




2016年10月11日火曜日

2016.10/11

思い出は遠くなるほど
鮮やかに 優しく
涙が出ちゃうくらいに




2016年10月9日日曜日

2016.10/10

行き過ぎた君が
もう
あんなに霞んで見える
それはまるで蜃気楼のように

振り向いて
君の名を呼べば
まだ届くとわかってはいるけれど




2016.10/9

忘れたふりしていたって
なかったことになんてならない

だから大丈夫
だけど大丈夫





2016年10月8日土曜日

2016.10/8

豆腐売りの笛の音
自転車飛ばす子供たちの声
隣のキッチンの窓から
お料理中の気配

午後4時



2016年10月6日木曜日

2016.10/6

おまんま食えてりゃ大丈夫
そのうちみんな
笑い話になっちまうのさ



2016年10月5日水曜日

2016.10/5

あぁこの世のすべてが
ロマンティックな香りの
甘くてかわいいお菓子でできてたらいいのに



2016年10月4日火曜日

2016.10/4

気配を感じながら
気ままに思い巡らす
昨日読んだ本と
買ったばかりのレコード
それから、次に堕ちる恋について




2016年10月3日月曜日

2016.10/3

さようなら
またいつか ここで
お会いできますよう

たとえ何に生まれ変わろうとも




2016年10月2日日曜日