2016年12月31日土曜日

2016.12/31

好むと好まざるとに関わらず
時は行き過ぎ
新しい季節がやってくる
全部持っては行けないから
大切な気持ちの幾つかはしまい込む
美しい思い出にかえて





2016年12月30日金曜日

2016.12/30

次の山に登る
泣き濡らした枕カバーを振って
思い出にサヨナラするさ
ムリしても笑っていれば
そのうち乾くだろ




2016年12月26日月曜日

2016年12月25日日曜日

2016.12/29

明日へ向かう矢印を
掲げて走る
衣の燃え尽きそうな
ジャンヌ・ダルクの気分で



2016.12/27

生きていればいい
できれば笑っていて欲しい
誰かといればなおのこといい

できるだけ
おいしいと思えるものを口にして

愛とかって
日々の赦しと祈りの中にあるかも
って思う



2016.12/28

女の子のお喋りは
悲しい思い出の
賑やかな葬列




2016年12月24日土曜日

2016.12/24

悲しい恋の思い出を
あたたかな火にくべて
燃え上がる涙を眺めながら
君が幸せであるようにと
天に願う





2016年12月23日金曜日

2016.12/23

忙しない人々の往来さえ
楽しいホリディの前奏
スキップで帰って
君の胸に飛び込むまで



2016年12月22日木曜日

2016.12/22

南風はいつも胸騒ぎを誘う 
私は悪い子だから
嵐の日が大好き




2016年12月21日水曜日

2016年12月20日火曜日

2016.12/20

キラキラを追いかけて
胸が苦しくても
きっとあんな風に
私はなれないから




2016年12月19日月曜日

2016年12月18日日曜日

2016.12/18

ありがとうって
言えなかったから

きっとまたどこかで会える




2016年12月16日金曜日

2016.12/16

待っているのは
新しい自分

運命の人なんか
もう現れなくていい



2016年12月15日木曜日

2016.12/15

なんでもない時間を
なんでもない顔で重ねて行ける
特別な関係



2016.12/14

あなたのおもちゃ箱
ちょっと覗きたい
私のも見せてあげる
ちょっとだけヨ




2016年12月13日火曜日

2016.12/13

木枯らしに背を丸めて
冬の街をどこまでも歩く
冗談を言い合いながら
時が過ぎるのも忘れて





2016年12月12日月曜日

2016.12/12

真綿に淡墨染ませたような
冬の曇り空が
私の怠惰を包んで
神様の目から匿ってくれる
嘘も罪も
みんなグレーに塗り潰して



2016年12月11日日曜日

2016.12/11

僕の気持ちは
隠しているつもりだったけど
顔を見れば誰でもわかると
あの子に笑われちゃったんだ




2016年12月10日土曜日

2016年12月9日金曜日

2016.12/9

優しく美しく賢い君の
案外 手のかかるところなんか
たまらなく大好きだった




2016年12月8日木曜日

2016.12/8

固く縺れた毛糸玉みたいな
凝り固まった気持ちを
絶対触れないようにして
心の中に置きっ放しにしているのは
なぜなんだろう



2016年12月7日水曜日

2016.12/7

知らない間に時が経って
知らない間に壊れてる
そんなつもりなかったと言っても
もう遅いの




2016年12月6日火曜日

2016.12/6

君が幸せであるようにと
いつも祈るような気持ちで
隣で笑っている時も
遠く離れた今も



2016年12月5日月曜日

2016.12/5

暗闇に浮かぶ小さな光が
見えないくらい遠くの空まで
私を連れて行ってくれますように




2016年12月4日日曜日

2016.12/4

嬉しいことは
ちっちゃくていいから
いっぱいいっぱい
めいっぱい欲しいの




2016年12月3日土曜日

2016.12/3

あともう少し待って
そう もう あと 少し
いちばんの私で
君に会いたいから



2016年12月2日金曜日

2016.12/2

窓越しの魔法をかけて
街を眺めるの
道行く人と輝くネオンの中に
君の記憶を置いてみたりして




2016年12月1日木曜日

2016.12/1

街はいつもよりおめかし顔
ショーウィンドウに映る
私にも少しだけ魔法がかかって見えるかしら





2016年11月30日水曜日

2016.11/30

静かな眠りにつくその前に
ほんのひととき  燃え立つ命
なにひとつ残すつもりもない
ましてや想い出など




2016年11月29日火曜日

2016.11/29

何をしても楽しかったあの頃
いつだって大好きなあなたがそばにいてくれたから




2016年11月28日月曜日

2016.11/28

よそ見しながら
のんびり散歩してるみたいに
見えたらいいと思う
ただただ前へと駆けていた
あの頃の私のままで



2016年11月27日日曜日

2016.11/27

雨だれの音を聴きながら
気ままなおしゃべりをしよう
温かいお茶を淹れてあげる
僕の隣にお座り




2016年11月26日土曜日

2016年11月25日金曜日

2016.11/25

星も月も霞むほど
輝け
いつわりのともしびよ

わたしの命をすべて燃やして




2016.11/24

早すぎる雪に
失くした恋を思う

こんなにも寒い日にだって
笑い合えていたあの頃の僕らを



2016年11月23日水曜日

2016.11/23

誰も知らない私を
あの夜 あなたが見つけてくれた

思い出にしてしまおうか
まだ少し迷ってるの

甘いミルクティーで
冷えた両手を温めながら



2016年11月21日月曜日

2016.11/21

思い出は星に変えて
次の旅へ静かに漕ぎ出す
時々見上げて君を思った
あの空の向こうへと




2016年11月20日日曜日

2016.11/20

思い出さないように
泣かないように
ぎゅっと我慢して

一粒の涙が
取り戻せない後悔の始まり




2016年11月19日土曜日

2016.11/19

いつもの喫茶店に
新しいアルバイトの子がいたのよ
あのかわいい制服がよく似合っていたわ
あなたはもう会ったかしら



2016年11月18日金曜日

2016.11/18

楽しいことは
たくさんたくさんたくさんあった

みんなみんな
弾けて消えて何もない




2016年11月17日木曜日

2016.11/17

人待ち顔で立つ君は
いつもよりちょっと幼く見える
どんな風に声かけよう
心許なさそうに
僕を探す君に



2016年11月16日水曜日

2016.11/16

お日さまの子どもたちが
つやつやほっぺを寄せ合って
笑ってる

あんまりかわいいと…
食べちゃうぞ!




2016年11月15日火曜日

2016.11/15

知らない誰かの物語の
通行人になろうと街へ出る
この扉の向こうで
素敵なシーンの気配の中
コーヒーなんて飲んだりしてさ



2016年11月14日月曜日

2016.11/14

小さくなったり大きくなったり
色を変え 形を変える
お月様ってとても気まぐれね

そしてふたりは心のなかで

君みたいにね、って呟くの



2016年11月13日日曜日

2016.11/13

どこが真ん中でどこが始まりだと思う?
私が見ているのと同じ景色を
隣で見ているはずだった君




2016年11月12日土曜日