生きてれば
いろんなことがあって
でも大抵のことは
なんとかなる
とにかく毎日を
なんとか生きてれば
楽しかったことも
悲しかったことも
ぜんぶ
ぎゅうぎゅうに詰めて
もう忘れた出来事も
あったことはみんな
みんなみんな
目をつぶって
世界から私を消したあの頃
今ならどうしたら
私を消してしまえるかしら
君の見せてくれた夢から
醒めまいとして
けれどいつの間にか
ここにひとりぼっちの私
迷う楽しみのために
迷路に入り込んだ
結末を見失いたくて
春の嵐に
笑い声さざめかせながら
この森が
どこまでも続くような気がしたの
一瞬
君の時間も僕の時間も
同じに進んでる
だから会えなくても大丈夫
ここでずっと待ってるよ
向こうの遠くの方から
君がゆっくりやって来るのを
ひとすじの光を見失わず
明るい方へと手を伸ばして
一歩も進めない時でも
行く先だけは見つめていたい
おひさまのあたたかさ
おひさまのあかるさ
おひさまのにおいと
かぜのおと
だれにおしえたい?
なんでもない
きょうというひのことを
雑踏の中で急に
すっと独りになるとき
重ねられた音に
ふっと静かに沈むとき
目を閉じて
少し冷たい風を感じるのが好き
静かな気持ちで
前に進んで行こうって思える気がして
いつの間にか
この気持ちが
ほどけて花ひらくほどに
なっているなんて
君が僕に星を飛ばして
僕の心に優しいさざ波がたつ
少しだけ
魔法を信じてみる気になったんだ
ちょっと離れたところからでいいから
ちゃんと見ていて
女の子の逃げ足は案外早いものなの
私の嘘を
あなたはわかっているのじゃない?
私がここまで来るだなんて
きっと思っていなかったのでしょう
楽しそうな君の目の前で
僕がだんだん薄れてゆく
このままじゃ消えてしまうのに
そのことにも君は気づかないの
あなたと私の愛しい砂のお城時々なんだか堪らなく苦しくなる
そんな時思うの
大風よ吹けと
君に恋なんてしていない
ただ 美しいものが好きなだけさ
君と交わしたたった一つの約束どうしても守りたいから
そのための嘘を
何千何百でもつくさ