2017.10/30

思い出のその先に
何が待っているのか
本当にわからないということを
今になって知るの

2017.10/28

始めてここを通ったとき
私
どんな気持ちだったろう

楽しかったことしか
思い出せなくなったのが
ちょっと悲しい

#元祖新宿ハチマナイト

#新宿JAM

2017.10/29

秘密も言い訳も
搔き消す雨音
守られるような気持ちで
左肩を濡らして歩いて

2017.10/27

いつかまた

私を待っていて

#元祖新宿ハチマナイト

#新宿JAM

2017.10/26

久しぶりに見る

見慣れた景色

乾いた風に吹かれる

私の暮らす街

2017.10/25

時はいつも
同じ速さで流れる
それが
恨めしいこともあるけど
慰めになることもあるから

2017.10/24

まわれまわれ
昨日までの私
きれいな思い出にかわるまで

2017.10/23

君は君の
私は私の
それぞれの旅を続けて
いつの日かまた会おう
ここではないどこかで

2017.10/22

輝きを浴びて繁れ
私の夢 欲望よ
本当の私を
覆い隠して見えなくしてしまうまで

2017.10/21

悲しいことがあったから
今日はあの歌を聴くよ

2017.10/16

誰にもあげない

ことばひとつも触れさせない

僕だけのほんとうの僕を

2017.10/20

凍えて縮めば
霞みかけた想い出が
ちらりと顔を出す

そう  ちょうど
へその裏のあたり

2017.10/19

甘いだけも
苦いだけも
いや
ぜんぶ欲しい
お腹いっぱいになっても
もっと

2017.10/18

なんでもない毎日に
ロマンスが
片目を開けて待っている

2017.10/17

いつの間にか
聴こえなくなった
たくさんの声を
風のなかに探す

2017.10/15

手に届くしあわせ
目の前にあるたからもの
それだけで
心がいっぱいになる日が来るのかな
本当に

2017.10/14

気分屋の私

恋はいつも尻切れ蜻蛉

だから永遠に

小説家にはなれそうもない

2017.10/13

私の名を呼ぶ君の声が

風が冷たくなるごとに

少しずつ 聞こえなくなる

こうして君のことも

私はいつか忘れてしまうの？

心の中には

はっきりと君の形をした穴が開いたままなのに

2017.10/12

きみもぼくも

たぶんまぼろし

ふれてみようだなんて

あの日

思わなければよかった

そうすればみんな

秋の陽にとけて消えただろうに

2017.10/11

見えるところまで行って

見上げればいい

何もないところにも

何か見つけられるくらいには

人はロマンティストじゃないか

2017.10/10

目に涙を溜めて

いつもの道で振り返れば

感傷に滲む街の灯が

あまりに滑稽で

笑って歩く以外に

私のするべきことはない

2017.10/9

恋なんて

呼吸するのと一緒

女の子のスキップは

いつだって超高速だよ

君も

ついておいで

2017.10/8

なんでもかんでも

大嫌いになっちゃわないように

いやなことは早めに摘んで

ポイッと捨ててしまう

そうして いい思い出が出来上がる

2017.10/7

筋書きは自由

でも

ここからしか始まらない

2017.10/6

どこにも行けない

意味もなく

そんなことを思う

2017.10/5

月明かりに照らされて

今夜   

私は消えてしまいたい

2017.10/4

わたし

不確かなものばかり

欲しくなる

なぜ？

2017.10/3

特に意味なくても

何の役にも立たなくても

胸がときめいたら手を伸ばしてた

みんな子どもの頃は

そうだったと思うけど

私ちっとも

大人になる気配がないみたい

2017.10/2

夏の名残りを

惜しげもなく食べ尽くす

果たされなかった約束なんて

思い出す価値もない

2017.10/1

痛みをうまく伝えられないから

胸と胸をあわせたい

2017.9/30

偽物のせせらぎに

寂しい安らぎ