2015年12月31日木曜日

2015.12/31

ただ一切は過ぎてゆく
振り返っても もう戻れない
すべてのことが私を通り過ぎて行くなら
せめてこちらも歩みを進める
くちびるの端を少し上げて
こちらが通り過ぎているかのように







2015年12月30日水曜日

2015.12/30

綱渡りがいいのに
舗装道路をエスコートされても困るわ
女の子はみんな 意外と冒険家





2015年12月29日火曜日

2015.12/29

何も考えてはいけない
ただ
粛々と
時をやり過ごす

そうすべき時
そうできる強さ






2015年12月28日月曜日

2015.12/28

張り詰めた 冬の冷たい空気を
まっすぐ切り開くように
スカートの裾揺らして
自転車とばしてた
あの時もこの曲を聴いていた






2015年12月27日日曜日

2015年12月26日土曜日

2015.12/26

日々を確かに生きて
ここを忘れずにいたい
いつか過去になる今
ここにいたということを






2015年12月25日金曜日

2015.12/25

遠くにいる君に
今 目の前にいるあなたにも
関わりへの感謝と
たくさんの幸せを願って
メリークリスマス







2015年12月24日木曜日

2015.12/24

優しく滲む光のひとつひとつに
楽しい思い出が映る
悲しかったことはろうそくの灯に溶かしてしまおう!
素敵な一年に感謝して
あたたかい気持ちで過ごしたい
今日の日






2015年12月23日水曜日

2015.12/23

雨の音で 君の声が聞こえない
こっち向いてくれなくちゃ
すぐに君を見失ってしまう
夜なのにこんなに明るい街のなかでさえ









2015年12月22日火曜日

2015.12/22

明日もし世界が終わるなら
君に言いたいことがたくさんあるような気がするのに
君に会うといつも
何も言えなくなっちゃうのは
なぜなんだろう






2015年12月21日月曜日

2015.12/21

昼か夜かもわからなくなる
煙に巻かれた昼下がり
夢の行き着く先もこの恋の末路も
すべてはミルクの渦に巻かれて
きれいに消える






2015年12月20日日曜日

2015年12月19日土曜日

2015年12月18日金曜日

2015年12月17日木曜日

2015.12/17

天国みたい、と思えるところは
たくさんある
でも天国ってなんだろう





2015年12月16日水曜日

2015.12/16

ひとり街を歩いて
あの子に会いたいなぁと思う
それくらいがちょうどいいなんて
わがままと言われちゃうかしら







2015年12月15日火曜日

2015.12/15

燃やし尽くしたい この気持ちを
思いを残すことがどんなに苦しいか
知ってしまった今となっては


model : 安田聖愛


2015年12月14日月曜日

2015.12/14

温かな光が
胸の真ん中に灯る
時々揺れながら
静かに燃えている
音もなく
空気に波紋を広げながら



model : 安田聖愛



2015年12月13日日曜日

2015.12/13

街の灯りが揺れて
私の気持ちが揺れる
もう息が白いことを
君には言わなかった
季節が過ぎてゆくのを
気づかないでいて欲しくて



model : 安田聖愛




2015年12月12日土曜日

2015.12/12

自分の中にもう一人の自分を持って
見守ったり 褒めたり 応援したりできたらいい
そうしたらもう少し 大人に近づけるかもしれない






2015年12月11日金曜日

2015.12/11

私の見ているのとは違う世界が
私のすぐそばにだってある






2015年12月9日水曜日

2015.12/9

遠くに見える いつか行く先
そこへと向かうことのできない
心の淀みを波にそっと放てば
少しだけ軽くなった私の背中を
風がそっと押してくれるのだ






2015年12月8日火曜日

2015.12/8

さみしがり屋の君よ
今日 空を見上げましたか
私は今 ひとりぼっちで
この空を見つめています






2015年12月7日月曜日

2015.12/7

私は私の詩を詠う
君は君のパンを焼け
珍しいものでなくとも
新しいものでなくとも
それはこの世でたったひとつのもの






2015年12月6日日曜日

2015年12月5日土曜日

2015.12/5

不安ということばを知らなかった頃
私はその気持ちをどんな風に感じていただろう
名もない気持ちを
忘れずにいることができるだろうか






2015年12月4日金曜日

2015.12/4

悲しいことも
どうせ忘れてしまう
食欲がないことも眠れないことも
どうせきっとぜんぶ

食べて飲んで眠って起きて
いつかみんな小さな思い出になる







2015年12月2日水曜日

2015年11月26日木曜日

2015年11月24日火曜日

2015年11月22日日曜日

2015.11/28

心の中でそっと呟く
さようならと
花が風に揺れるような
微笑みを添えて





2015.11/27

できるだけ気ままに
軽やかに見えるようになんて
あなたのように上手くはいかないもの
ならばせめて 私らしく




2015年11月21日土曜日

2015.11/26

目の前の道を行く以外
今の私にできることはない







2015.11/25

僕が覚えていてあげる
君が心に留めることもなかったあれこれを
素敵に飾り立てて
ずっと大切にしまっておいてあげる

僕の方が君より きっとずっと強いから





2015.11/24

さよならが苦手な私
もう十分に大人と言える歳になったのに
いつかはお別れも上手にできる大人の女になりたいけど
分別なんか持つものか、と思う自分もどこかにいて






2015.11/23

終わりの始まりは
悲しいけど悪くない

窓際で毛布にくるまって
苦い珈琲の中に
甘い香りを探すの






2015.11/22

膨大な日常が創り出す
街の匂いが漂って






2015.11/21

新しい一年
新しい季節
新しい風
新しい私





2015年11月20日金曜日

2015.11/20

本当のことなんて知りたくない
はかなく淡い夢に
真実なんか邪魔なだけ






2015年11月19日木曜日

2015.11/19

ゆらゆら揺れる
仄かな明かり
消えそうに見えて
なかなか消えないの






2015年11月18日水曜日

2015.11/18

甘いため息の薄衣
ふうわりと重ね重ねて
持て余す退屈を
弄ぶ黄昏時






2015年11月17日火曜日

2015.11/17

いつか思い出になった頃
どんな風に思い出すだろう
本当に些細なことで笑い合った
今 この時のことを






2015年11月16日月曜日

2015年11月15日日曜日

2015.11/15

何があったわけじゃない
それでも寂しいなんて思えるくらい
私は幸せなんだろうと思う





2015年11月14日土曜日

2015.11/14

誰も知らない
誰も見ていない
けれど確かにそこにあり
少しずつ 育っているもの






2015年11月13日金曜日

2015.11/13

なんでもない日の
なんでもない瞬間を
ささやかな出来事と
細やか過ぎる想像で
美しく 彩って