届きそうで届かない
もっともっともっと
背伸びをしなくちゃ
このもやもやは
きっと雨のせい
季節のせい
眠気のせい
部屋が散らかってるせい
飲みすぎたせい
たぶんきっと
ずっとずっと遠いところに
けれど確かに
きっとある、と思える
カランカランとベルを鳴らして
新しい何かがやってこないかな
なんて
今はもう遠く感じる
夏の眩暈を思い出す
まるで
お伽話のように
光と影が入れ替わるその時の
ドラマティックなアンバランス
あり得ないことが起こりそうな予感
まぼろし
ちゃんと感じていないと
離れて落ちちゃうよ
同じ速さで
同じ方向へ