夢はいつでも結末のない尻切れとんぼ
ベッドの中でだけ
こんなにも愛したあなたの顔を
ちゃんと覚えていたいのに
好い事が
いつも正面玄関からやってくるとは限らないから
裏門やお勝手口も
ちゃんと作っておかなくちゃって
私のなかにある
言の葉すべて集めても
何をどんな風に
訊けばいいのかわからない
言えばいいのかわからない
変わっていってしまうことや
終わっていってしまうことは怖い
けれど 考えてみたら
ずっと同じなんてそれこそぞっとする
君がいなくたって
ずっと幸せだったのに
君がいなくたって
人生はバラ色だったのに