2018.1/30

つまらないと思うなら
毎日パーティしたらいいじゃない
そんな顔してないで
おいしいお茶でも淹れて

#安田聖愛

2018.1/29

うっすらと退屈の澱が溜まってく
毎日少しずつ

もう  ぜんぶ
きれいさっぱり片付けて
新しい物語を始めたい

#安田聖愛

2018.1/28

時は戻せないと
すべてが過ぎ去ってから気づく
だから早く
私があなたを見ているうちに

#安田聖愛

2018.1/27

わたしは禁断の果実なの
そんなに無邪気に見つめないで

#安田聖愛

2015.1/26

春よ  こいこい
新しい恋  連れて

#安田聖愛

2018.1/25

たとえ汚れて消えて行くだけだとしても
最初からない方が良いということには
ならなかった

2018.1/24

君に会いたいけれど

今はまだその時じゃない

何もしてあげられない

私のままじゃ

2018.1/23

溶かさずに

暖めて

ねぇお願い

2018.1/22

一年で一番  静かな夜
世界から隠されて

孤独に包まれる
安心感

2018.1/21

すごくすごくたくさんの
暮らしの音と匂いが
そのほとんどは天に吸い込まれて

薄まって薄まって薄まって
そうやってできた
冬の都会の空気のなかで

2018.1/20

もう忘れてしまった
夢中で読んだ物語も
はじめての恋人との喧嘩も

中毒のように繰り返し
擦り切れるまで聴いた
あの曲以外のすべてを

2018.1/19

私の脳みそが
私をどこへでも連れて行く
時間も空間も超えて

在りし日の日記の
異国の怪奇小説の
しんとした美術館の絵画の
行間を揺蕩うように

2018.1/18

寝たふりしているの
春が来るまで
夢を見る代わりに
思い出をたどりながら

2018.1/17

この扉開けたら
もう一つの世界がひらけていて
そこでは君と僕の
恋にならなかった物語が
どんな結末を迎えているのかな

2018.1/16

見ちゃダメ
見ちゃダメ
見ちゃダメ

目を閉じて
そっと声だけ聴きたい
肩先から

2018.1/15

まっすぐ行けなければ曲がる
望む行き先に辿り着けそうにないなら
電車を乗り換えたらいいだけさ

2018.1/14

あの頃もこうして
君は美しく咲いていたのかい

2018.1/13

ことばにならない

お願いごとを
私ひとりの胸に抱く

2018.1/12

いつも通りだっていいけれど
ちょっとおめかしもたまにいい

2018.1/11

毎日がバラ色よ
鼻歌うたいながらスキップして

雨の日も  晴れの日も
雪の日だけはキッチンで

くつ下に穴が空いても
瞼が腫れてても
あなたがいなくても

2018.1/10

季節が巡るたび
君を思い出す

君が想い出になったのを
そうして
確認しているのだ

2018.1/8

鍵掛けて
見せびらかしちゃって
そんなの意味ないよ
わかっているくせに

2018.1/9

冬の雨の点描画
その僅かな隙間へと
街に溶け消えてゆく私

お別れの言葉も
風に千切れてもう届かない

2018.1/7

あたしの可愛さ
一度でも

あなたの胸を
チクッと刺した？

2018.1/6

さよならした君の
幸せを願えるように
もっともっと私は
幸せになろうと思う

2018.1/5

ずっとここで暮らしていたら

どんな私だっただろうか

そのほうが幸せということも
あっただろうか

2018.1/4

夜の帳が降りてくる
音が聞こえてくるほどの
静寂

2018.1/3

どうか
頑張りたいだけ
がんばれますように

わたしよ
わたしについて行け

2018.1/2

迷いを捨てたら行けるのではなく
迷いを振り切るために行く

2018.1/1

新しい年の初めに

懐かしい顔に会って

与えられてきた愛を確かめたら

真っ暗な未来に駆け出す

元気が沸くような気がするんだ

2017.12/29

寒風に揺れて
それでも優しく微笑む
君は美しい

2017.12/30

新しい私
新しい世界

想像通りには行かないから
答えあわせも楽しみなの

2017.12/31

過ぎ去った時のなかで
思い出になった君が
あの声で私に呼びかける

現し身の君はもう
どこへなりとお行きと