L'amrita 今日の一雫
フォトグラファー 齋藤真理 + ライター 早川瑞穂 = L'amrita - ラミュリタ
Lamrita.tokyo
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2016年3月31日木曜日
2016.3/31
まだ見えない
明日が
遠い恋の記憶みたいに
眩しく
霞んでる
model :
安田聖愛
さん
2016年3月30日水曜日
2016.3/30
春は
通り雨一つで行き過ぎてしまうから
2016年3月28日月曜日
2016.3/29
お互いに瞳を覗き込んで
気持ちを探りあっても
きっと何も見えない
2016.3/28
何も考えてないって
考えてる
って考えてる
って考えてる
って考えて…
小さいころときどき
ずーっとそんなことを考えていたことがあった
2016年3月27日日曜日
2016.3/27
鳥の囀りが微かに聴こえる
レコードが歌う
囁き声に寄り添うように
花が散る前に
もう一度あの歌を聴かせてよ
レコードなんてわたし
疾うに飽きてるの
2016年3月26日土曜日
2016.3/26
君を思って綻んだ顔に
新しい季節の訪れを映して
2016年3月25日金曜日
2016.3/25
風が吹くのを待てなくて
ここから駆け出すの
頬に冷たい風を感じられる
今のうちに
2016年3月24日木曜日
2016.3/24
どこまでも自由な君でいて
君が思うよりずっと
君は遠くまで行ける
2016年3月23日水曜日
2016.3/23
遠い空に見えても
今 眼の前にある空気の続き
2016年3月22日火曜日
2016.3/22
美しい夢が見たいだけ
ただ それだけのこと
2016年3月21日月曜日
2016.3/21
傷つきやすい僕たちは
とにかく優しく触れ合って
遠回りしても
決して時を浪費しているわけじゃない
2016年3月20日日曜日
2016.3/20
春めく陽射しに
普通の日々も踊る
2016年3月19日土曜日
2016.3/19
新しい空気を
胸いっぱいに吸い込んで
新しい景色を見に
ひとりで駆け出したい
春の陽射しの中へと
2016年3月18日金曜日
2016.3/18
まだ堅いつぼみだけれど
すぐにふわふわ舞い散って
どこかへ消えてしまうから
早く つかまえて
2016年3月17日木曜日
2016.3/17
街を歩く
なにも考えないで
気持ち華やぐ景色
人のざわめき
浮き足立つ春の気配
2016年3月16日水曜日
2016.3/16
いつだって笑顔でいてあげる
その代わり
涙
なんて
見せてあげないよ
2016年3月15日火曜日
2016.3/15
秘密の扉の向こうから
甘い香りが漏れている
隠し切れないほどの
一体 何があるというのだろう
2016年3月14日月曜日
2016.3/14
君のくれた約束が
私を明日に連れて行ってくれるの
2016年3月13日日曜日
2016.3/13
夢は夢のまま
いつまでも終わらないでいて
2016年3月12日土曜日
2016.3/12
浮かんだり沈んだり揺れたり
忙しいけれど 悪くないよ
2016年3月11日金曜日
2016.3/11
なくしたもののことを考えてしまうのは
なくしたくない大切なものだったから
なくしたくない大切なものが
なくすまでは確かにあったのだということを
忘れないでいたら
私の中からはなくなったりしないと
信じたい
2016年3月10日木曜日
2016.3/10
風が予感を連れてくるのを
とにかく静かに待っている
2016年3月9日水曜日
2016.3/9
瑞々しい
露に君の顔
逆さまに映る世界の
2016年3月8日火曜日
2016.3/8
見上げる空があれば
きっと
どこかへ行ける
2016年3月7日月曜日
2016.3/7
悲しい思い出も
ぎゅうと胸の奥に抱きしめて
小さな星になったとき
瞬く音さえ聞こえるような
2016年3月6日日曜日
2016.3/6
置いてきたものも
過ぎ去ったものも
すべてなくなったわけじゃない
2016年3月5日土曜日
2016.3/5
両の掌で大切に包み込んで
いつまでも 眺めていたい
2016年3月4日金曜日
2016.3/4
果てしない世界の向こう側を
いつも夢想する
2016年3月3日木曜日
2016.3/3
渇いた砂地に水が吸い込まれるように
寂しい時には
優しさが 身に染みてしまう
それが本物かどうかなんて
考える暇もなく
2016年3月2日水曜日
2016.3/2
いつだって事は意外なほど単純
それなのに胸の内はそうもいかなくて
2016年3月1日火曜日
2016.3/1
どのみち君は扉を開ける
迷っているふりなんか
やめちゃえよ
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